その治療家とは、東洋医学に基づき、人体の構造を熟知し経絡を利用して手技、鍼、灸と自在な治療を施すことで
日本の鍼灸治療界の第一線に立ち続ける、 宮脇先生です。
これは実技デモの一例です。
この講座では、実技デモばかりでなく、お互いに治療し学ぶことができます。
1950年代、柳谷素霊がフランスに渡り、日本の鍼灸は世界を圧巻した。フラ ンスの医師の中で広がり、またたく間に広まった。しかし、日本国内では伝承、研究がうまくいかず、中国の国家戦略の中医学の普及もあり日本鍼灸はアイデン
ティティがいまひとつ…
日本鍼灸は世界に広がっているのをご存知だろうか?
刺激が少なく、手で感じ氣を整えるその技を知った世界の鍼灸師は価値を感じている。
「もっと学びたい」と…
日本人鍼灸師ならば、日本鍼灸の変遷を知り、
その伝統鍼灸のひとつでもある経絡治療、
日 本独自に進化した奇経八脈を知り、
鍼灸師としての技をさらに伸ばしてみるのはどうだろうか?
医者が「打つ手がない」と言われた患者さんを助けている、この宮脇先生です。
臨床歴40年以上。よくわかる経絡治療の著書宮脇優輝先生。
ソフトな刺激で患者さんに喜んでもらたいあなた。
いつか経絡治療を学びたいと思っているあなた。
絶好の機会です。
知識を付けることができれば後は少しずつでもよいので試してゆくことができるからです。
しかし、現在、鍼灸は「鍼は痛い」「技術が複雑」というイメージを嫌って、
施術を行う治療家自体が少なく、臨床に基づいた本物の「師」と呼べる人物が不足している状況です。
このままでは東洋医学の神髄ともいうべき鍼灸治療が、
日本国内において著しい衰退を見せるのは時間の問題といえるでしょう。
ですが、逆を言えば今その神髄を少しでも学んでおけば、ゆくゆくは「地域」はもちろん、
「県下」でもオンリーワンにしてナンバーワンの治療家になることも不可能ではない、ということになります。
ですから、以前から東洋医学の可能性を追求する治療家や施設からは
その知識を「教えて欲しい」「公開してくれ」という声が殺到していました。
そこで今回私どもは、宮脇先生に交渉し、頭部への治療の全貌を映像としてDVDに記録すると共に、
広く一般公開させて頂けないかとお願いしました。
そして、説得に説得を重ねた結果、遂に承諾をいただくことができたのです。
そうして完成したのが今回の講習会です。
2年に渡り開催して頂き、大変好評を得た。
過去受講された方には、今回さらにレベルアップしていただくために基礎を復習して、臨床実践と応用が自在にできるプロフェッショナルになっていただくためのセミナーにしたいと思っている。
セミナーは各論として、至難の技と言われている脉診と腹診を覚えて頂く。
勿論そんなに簡単にはできないが、明日の臨床に使う気があればある程度できると思う。
まず経絡治療を行う上で大切なことは、診察(四診法)、証(あかし)を決めることである。
証とは、治療目標のことであり、病の本態である。
証が決まると、難経六十九難の法則に従って、選穴がされる。そのツボへ気を補うための刺鍼(補法の手技)を行うのである。
邪が侵入していれば瀉す。
これにより自然治癒力が旺盛になり、病は回復の方向へ。
また健康保持と強化、若返りにつながるのである。
開催日時 | 2019年 8月31日(土)・9月1日(日) 横浜 ※飛行機の都合などで早くお帰りになることは構いません。 |
講義内容 |
■講義の内容について ■1日目 1.経絡治療の基礎編(新受講生) (1)四診法 (2)脉診 (3)腹診 (4)証決定 (5)補瀉の手技 2.経絡治療臨床編(既受講生・再受講生) 応用編 (1)補法のテクニック (2)瀉法のテクニック (3)選穴と脉診実技 ■2日目 3.奇経治療総論(新受講生) (1)奇経治療とは (2)奇経治療の方法 (3)宮脇式奇経腹診について 4.奇経治療・子午治療・刺絡治療臨床編(既受講生・再受講生) (1)その後の奇経について 応用編 (2)子午治療 (3)刺絡治療 |
会場情報 | JFACe研修センター 〒231-0012 神奈川県横浜市中区相生町1-18-1 ティーエスケービル9F(旧 相生パークビル) ※最近ビル名が変更になりましたので、検索する際は旧名でお調べ下さい。 最寄り駅 ・根岸線「関内」駅 徒歩5分 ・みなとみらい線「日本大通り」駅 徒歩4分 ・横浜市営地下鉄(ブルーライン)「関内」駅 徒歩4分 URL:goo.gl/0gCBvl |
受講料 |
■2019年 8月31日、9月1日受講について |
今回アドバンスコースを選ばれた方にはこれまで学んだことのない全体治療+補助療法を伝授したい。
開催日時 | 2019年 10月20日(日) 横浜 10時半受付 11時開始 18時終了予定 |
講義内容 |
■講義の内容について 今回、美容鍼灸でよく見るアトピーなど皮膚疾患小児鍼 膝の痛みを取る方法を身につける。 また、六九難では効果が出にくいとき、七五難を使うと効く。 理論がややこしいが、それを簡単に応用できるように伝授する。 実技をすればすぐにわかり、明日からの臨床に応用できる。 宮脇先生が46年間の中で得意とする疾患の一つである膝の治療初公開!! 例えば、 膝が痛いが腫れてはいない、これは気の変化。 腫れて熱をもっている、これは血の変化。 西洋医学的な観察と、東洋医学的な観察で変形性膝関節症も良くなり、 歩けるようになります。 受講後は、膝治療のベテランになれる。 このセミナーを初回から受講されている方々はもちろん初学者も、 進化し続ける宮脇先生の技を身につけていくチャンスです。楽しみに!! |
会場情報 | JFACe研修センター 〒231-0012 神奈川県横浜市中区相生町1-18-1 ティーエスケービル9F ※最近ビル名が変更になりましたので、検索する際は旧名でお調べ下さい。 最寄り駅 ・根岸線「関内」駅 徒歩5分 ・みなとみらい線「日本大通り」駅 徒歩4分 ・横浜市営地下鉄(ブルーライン)「関内」駅 徒歩4分 URL:goo.gl/0gCBvl |
受講料 |
■2019年 10月20日の受講の場合 |
昨年、筆者のセミナーを開催していただき、たいへん講評を得た。昨年受講された方には、今回さらにレベルアップしていただくために基礎を復習して、臨床実践と応用が自在にできるプロフェッショナルになっていただくためのセミナーにしたいと思っている。
さて、現在日本の鍼灸術は、大きく分けて3つの術式がある と思う。1つは科学的鍼灸、2つは中医学鍼灸、3つは古典鍼灸である。いずれもそれぞれ特徴があり、各教育機関において独自のカラーを持って教育にあたっているようである。筆者は免許を取得してから40年になるが、学生時代から種々な治療法に興味を持って、あれこれ試みた。結局落ち 着いた治療法は、日本の伝統的な鍼灸術であった。
それでは日本の伝統的鍼灸術はどのような位置にあるのだろうか。 近年特に西洋医学に対し、東洋医学という呼び方がされているが東洋医学とは、インド、アラブの医学まで含まれるが、一般的には中国医学を指し、日本において明治政府がヨーロッパの医学を取り入れた事により、これを西洋医学と呼び、従来からあった漢方、鍼灸などの伝統医学を東洋
医学と言うようになったのである。
東洋医学は、草根木皮を用いる湯液と、鍼灸、あん摩指圧、柔道整復術、食養などに分かれる。医学思想は中国自然哲学である陰陽、五行説であり、また病態把握としての陰陽、虚実、寒熱などの理論が用いられ ている。素問、霊枢、難経やその他の中国医学を基礎に研究追試され、日本の風土に培われ、主に臨床をすすめている鍼灸術である。
近年わが国ではこの伝統鍼灸術を志す若者が少なくなりつつあると感じている。筆者が行っている経絡治療は、古典に基づいた脉診による治療法であるが、これを行う方法や考え方が古典の解釈の 仕方で少しずつ違うため、現在多くの流派がある。 私達のからだは五臓六腑と、これより出ている経絡によって生かされていると考えよう。この経絡の中を血が、外を気が全身に循っているのであるが、気と血は、生命に関する事、例えば、生殖、発育、成 長、防衛、病の回復などを主っている。
気血が臓腑経絡に過不足を生じると、その臓腑経絡が主る部位やからだ全体に病や症状をおこすことになる。 どの臓腑経絡に異常がおこったのかを、東洋医学独特の四診法(診察法)によって証(あかし)を決定する。この証
に随い気の不足は補い、邪気の過剰は瀉し、異常経絡の気血を平らにする。これが自然治癒力を旺盛にすることとなり、諸症状は軽減又は消失する。この治療法を経絡治療と
呼んでいる。
経絡治療の施術に関しては、正経(十二経)と奇経(八脉)の調整を行う方法がある。一般的に正経十二経を調整することを本治法または、全体治療と呼称しているが、広義には奇経の調整までも含まれる。この本治法の不足を補助するために補助療法というものがある。それが奇経治療である。これに対し標治法と呼ばれる局所治療があり、一般鍼灸師はこの局所治療のみを行うため、現代医学で治りにくい病を治すことがなかなかできないのである。今回、タイトルにあるようによくわかる経絡治療と奇経治療の総論をお話し、皆さんにその実際を見てもらうことにしたい。
今年2回目の受講の方には、経絡治療の奥深い技術を修得していただきたい。お楽しみに!
このたびお世話になりましてありがとうございました!今までささない鍼を経験したことがなく数少ない穴を弱刺激で効果がでることを、知ることができ、やり方に取り入れていきたいと思いました。 第一人者である先生のセミナーを企画していただいた上田先生には感謝しております。jfaceの会員になっていてよかったです、ありがとうございました。8月も受講させていただきます、よろしくお願いいたします。 |
経略治療のセミナーという、大きなテーマは、宮脇先生による講義でしかも気軽に参加できる形で飛来で下さり、ありがとうございました。夏のセミナーは日程的に不可でしたが、この一日だけでも独学への意欲が高まりました。 今後もこのような参加しやすいセミナーの開催をしていただけましたら、私のような鍼灸師のよい学びの場になると思います。 |
宮脇先生のやわらかい人柄とユーモアあふれる講義でとても楽しい一日でした。本当によくわかりやすく、噛み砕いて説明してくださり、かえって本を読んで復習し、自分のものにしていきたいと思いました。 手が暖かくて、触れられて気持ちがよかったです、8月も楽しみにしております。 |
久しぶりに関西弁の先生の講義を拝聴し懐かしく思いました。経略治療の大家の中でもい、暖かく楽しい人柄がわかりやすい内容でした。 実技のモデルをさせていただきましたが、ほとん腰や肩こりが緩み、治療の精度が周りの協力で上がると改めて実感できました。どうもありがとうございました。8月が楽しみです。 |
経略治療というと難しいイメージがありましたが、とてもわかりやすく丁寧に教えていただき、患者様の喜びを増やせるようがんばって生きたいと思います。宮脇先生、上田先生ありがとうございました! |
座学とデモだけでも盛りだくさんの内容で書籍も購入させていただいたので、勉強してすぐにでも臨床に取り入れたい内容でした。8月の会も楽しみです。 また、臨床現場で患者さんの施術を楽しみになってきました!美容鍼灸の効果もさらに出ることを期待しています。 |